第82回アカデミー賞結果 前哨戦結果一覧
第82回アカデミー賞全部門受賞予想コンテスト結果発表!
お待たせしました。
たくさんの方々にご参加いただいたオスカーノユクエ名物"全部門受賞予想コンテスト"の結果を発表いたします。見事、優勝者となったのは・・・
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「ハート・ロッカー」受賞が落としたアカデミー賞の暗い陰
「ハート・ロッカー」が「アバター」を破った。これは、興行収入1200万ドルの小品ダビデが、史上初の7億ドルムービーたるゴリアテに勝ったという単純なサクセスストーリーでは片付けられない、あえて大げさに言うならアカデミー賞の存亡に関わる象徴的な事実が隠されている。
アカデミー協会からすると、「ハート・ロッカー」の受賞は決して望ましいものではなかったはずだ。協会は今年、作品賞のノミネート枠を10本に拡大するという大胆な改革に打って出た。授賞式の視聴率アップを目的としたこの措置は、裏を返せば映画ファンのアカデミー賞離れが深刻化していることの証だ。近年のアカデミー賞は玄人好みするクオリティムービーを高く評価する傾向にある。かつてのアカデミー賞はある程度の娯楽性、大衆性を兼ね備えていることが受賞の条件だった。一昔前なら批評家受けする作品は「アカデミー賞向きじゃないね」と一蹴されたものだ。ところが今はアカデミー賞が完全に批評家賞化しており、一般の映画ファンからすると、ミシュランがお高く止まったおフランス料理店にしか星をつけないような印象を与えてしまっている。
本当にいい映画を評価する今のアカデミー賞の性格に異議を唱える気は毛頭ないが、たまには地元のラーメン屋が三ツ星評価を受けるくらいの懐の深さがなくては、映画界最大の"お祭り"としてあまりに面白みがないじゃないかと内心思う。批評家が呆れた「タイタニック」が受賞しちゃったよ、何だかね。でもこれがアカデミー賞だから。そんな会話が今では懐かしい。あの時代のアカデミー賞はいろいろな要素、事情が絡み合って、時に驚くような受賞者を輩出してきた。それもまたアカデミー賞の味であり、愛される理由でもあった。正直なところ、あまりに真面目な近年のアカデミー賞は、古くからのファンにはちょっとつまらなく物足りない気がしてしまう。
そういう意味で、今年「アバター」という作品が生まれてくれたことは、協会にとって、そして古き良きアカデミー賞を愛するオールドファンにとっては、この上なく好都合だった。大衆性を身に付け、クオリティも高く、メッセージ性もある。しかも映画ファンなら誰もが観ている大ヒットムービーだ。アカデミー賞がかつての姿を取り戻すきっかけとして、これ以上ない投票対象だった。「アバター」はアカデミー賞をかつての姿に戻す橋渡し的な存在になれる作品だったのだ。
一方で、「ハート・ロッカー」の受賞にもまた大きな意義がある。1200万ドルしか稼げない興行的に難しいこの映画は、アカデミー賞受賞効果で何千万ドルもの興収を上積みできるだろう。アカデミー賞がこうした"弱者"の味方として機能しているのもまた事実なのだ。
どちらが健全かと問われれば、今のほうがよっぽど健全だと答えるべきだろう。だが、アカデミー賞が今後より批評家賞化の道を辿るなら、そもそもアカデミー賞がもたらす経済効果も次第に薄れていくだろう。映画ファンに対する影響力が失われること、これこそがまさにアカデミー協会が本当に憂慮していることなのだ。影響力の欠如は、授賞式の視聴率ダウンが如実に物語っている。であれば、協会がなすべきは影響力の回復=授賞式の視聴率アップ(こうした見方をすれば、協会が目先のスポンサー収益のためだけに大掛かりな改革を行ったわけではないと解釈できる)。昨年、授賞式をかつてないほど魅力的なものにリニューアルし、わずかながら視聴率アップに成功したものの、根本的な解決には至っていないと判断したのも、目的が単に視聴率アップだけではなかったからだろう。
ノミネート枠が10に拡大されたことで大ヒットムービーが5本も候補入りし、協会の狙いは半分達成された。しかし、「ハート・ロッカー」が作品賞含む6部門を独占してブロックバスター映画たちをなぎ倒したことで、批評家賞化の傾向はより顕著に表面化してしまった。こうした結果が出た以上、しばらくこの流れは止まらないだろう。来年は下手をすれば10本の作品賞候補のうち7,8本が独立系の小品で占められることになるかもしれない。もしそうなったら、映画ファンのアカデミー賞離れは一層進むだろう。たとえビリー・クリスタルがホストに復帰しても、ヒュー・ジャックマンが華麗に歌い踊っても、授賞式の視聴率はもう取り戻せないかもしれない。アカデミー賞の将来を思うと、来年は「タイタニック」の再来がないものかと願ってやまない。
全部門予想総括
管理人の予想をまとめました。
例年それほど当たらないので失笑、苦笑まじりにお楽しみください。
全部門予想一覧はこちら
[受賞最終予想] 作品賞
授賞式のクライマックス―。例年ならその他全ての賞が発表された後の作品賞発表は、ほぼ大勢が決しており、スリリングな瞬間は過ぎ去っている。ただ今年は違う。おそらくクライマックスを迎えてもまだどの作品名が呼ばれるのか確信は持てず、ドキドキする時間帯を世界中が共有することになるだろう。
それでも、事前のアンケート調査などによると、大方の映画ファンは「アバター」の勝利を信じているようだ。どの調査でも「アバター」受賞を予想する声が圧倒的に多い。ただし、少しでもアカデミー賞の何たるかを知り、前哨戦の結果を追いかけている者なら、戦況は「ハート・ロッカー」に断然有利だということを知っているはず。実際、アメリカの主要メディアはこぞって「ハート・ロッカー」の作品賞受賞を予想している。そして、さらにアカデミー賞戦線に関する情報をかき集め、事情に詳しい者なら、実は「イングロリアス・バスターズ」が猛烈な追い込みをかけていることを知っているだろう。ご存知ワインスタイン兄弟による手練手管のキャンペーンがじわりじわりと会員の心に侵食しているという噂で、逆転を信じるアカデミー賞マニアも少なくない。かくいう私も「イングロリアス~」に有利なデータを並べ、本当に逆転があるのでは?と本気で信じる人間の一人でもある。少なくとも世間が思うほど、上位2作品との差は開いていない。
ただ、それでもやはり受賞するのは上位2作品のどちらかだろう。アカデミー賞はその年を反映する鏡のような存在であることを考えると、時代の流れを無視した異質エンターテインメントである「イングロリアス~」はアカデミー賞作品賞というラベルにそぐわない作品だ。こんな栄誉を与えずとも独自に輝きを放つ作品であり、むしろこんな大層な冠を戴いた日には、この作品の魅力である"ハチャメチャさ"にイチャモンをつける輩が必ず現れる。そんな面倒を押し付けられるくらいなら、受賞せずにいるほうが「イングロリアス~」にとっても幸せというものだ。
その点、「ハート・ロッカー」はどうしてもその冠が欲しい作品だろう。実はこの作品、現時点での興行収入がわずか1267万ドルしかなく、もし受賞を果たしたとすると、アカデミー賞作品賞史上もっとも稼いでいない作品ということになる。アカデミー賞を受賞すれば、劇場再公開でもっと多くの人に作品を見てもらうチャンスを手に入れられる。(逆に「アバター」は受賞すれば当然アカデミー賞史上もっとも稼いでいる作品ということに。これ以上のヒットの手助けなんて誰が望む?)近年のアカデミー賞が独立系映画に与えられることが多くなったことの背景には、こうした興行的に難しい作品にスポットを当てて広く映画ファンにアピールすることが目的のひとつとして存在するはず。であれば、「ハート・ロッカー」こそが票を投じるべき作品であって、「アバター」はもういいでしょ......と考える会員は少なからずいるはずだ。
ただ、今年は去年までのアカデミー賞と同じ傾向で考えないほうがいい。何しろ作品賞ノミネート枠が10まで拡大されるというとんでもない改革が断行された年なのだ。授賞式の視聴率アップを目的に行われたこの改革で、作品賞候補作のうち5本が1億ドル超のヒット作という、まさに協会の狙い通りの結果が出ていることを考えると、会員の中にもある程度の"共通認識"のようなものがあるのではないかと思えてくる。つまり、独立系映画を優遇すること=クオリティムービー礼賛で批評家賞のような性格の賞になることが、アカデミー賞にとって決していいことばかりではない、という認識だ。「ハート・ロッカー」はまさに批評家賞向きの映画で、興行収入が証明しているように、一般の映画ファンにとっては興味の対象外なのだ。アカデミー賞がそういう類の映画を「今年のベストだ!」と主張し続けるのであれば、一般の映画ファンがアカデミー賞離れを起こしてしまいかねないという危惧が協会にはあるだろうし、それが会員たちの間にも伝染しているのかもしれない。
実際、今年の作品賞の結果はアカデミー賞の性格付けを決定付けるものになるだろう。「アバター」が受賞すれば、アカデミー賞はかつてのようにある程度大衆性を身につけたものに返っていくのだろうし、「ハート・ロッカー」が受賞するなら現在進行形の批評家賞化がさらに進行していくだろう。こうした背景を考えながら作品賞発表の瞬間を待つと、授賞式のクライマックスはさらに手に汗握るものになるはずだ。
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◎ アバター(20世紀フォックス)
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しあわせの隠れ場所(ワーナー・ブラザース)
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第9地区(トライスター)
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17歳の肖像(ソニー・ピクチャーズ・クラシックス)
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○ ハート・ロッカー(サミット・エンタテインメント)
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イングロリアス・バスターズ(ワインスタイン・カンパニー)
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プレシャス(ライオンズゲート)
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A Serious Man(フォーカス・フィーチャーズ)
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マイレージ、マイライフ(パラマウント)
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カールじいさんの空飛ぶ家(ディズニー)
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[受賞最終予想] 監督賞
史上初の女性監督受賞なるか―。答えはYES。前哨戦での圧勝ぶりからキャスリン・ビグローの受賞は揺るがない。
今年の授賞式は見どころ満載で大忙しだ。主演女優賞はサンドラ・ブロックが受賞してもメリル・ストリープが受賞しても盛り上がること間違いなし、主演男優賞はジェフ・ブリッジスでスタンディング・オベーション、そしてこの監督賞では史上初の女性監督受賞に拍手喝さい――。一晩にこれほど多くの主役が生まれることも珍しい。この中の誰がもっとも印象的なスピーチで世界中の映画ファンの心を掴むことが出来るのか。予想する上では面白みの少ない今年のアカデミー賞だが、授賞式には多数のドラマが用意されている。
元だんなのジェームズ・キャメロンが一応対抗馬と目されているが、「タイタニック」で一度受賞しており、しかもスピーチでやらかしてしまっているので2度目はなさそう。それなら愛される映画オタク、クエンティン・タランティーノのほうがまだチャンスは大きいように思える。噂されている通り「イングロリアス~」が猛烈な追い込みを見せているようであれば、当然タランティーノへの票も多く集まっていることだろう。かつてはさんざん"保守的"と揶揄されてきたアカデミーだけに、女性監督の勇躍に二の足を踏むという可能性だってなくはない。
それでもやはり、戦士たちの心の傷という難しいテーマに対し、真っ向から力強く取り組んだビグローの勇気を否定することは難しいだろう。彼女がオスカーナイトの主役の一人になることは間違いない。
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◎ キャスリン・ビグロー(ハート・ロッカー)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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ジェイソン・ライトマン(マイレージ、マイライフ)
オスカー実績
ノミネート1回・受賞0回
2007年 JUNO/ジュノ(候補)
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○ クエンティン・タランティーノ(イングロリアス・バスターズ)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
1994年 パルプ・フィクション(候補)
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ジェームズ・キャメロン(アバター)
オスカー実績
ノミネート1回・受賞0回
1997年 タイタニック(受賞)
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リー・ダニエルス(プレシャス)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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[受賞最終予想] 主演男優賞
TOP5が前哨戦を引っ張り、そのまま順当にオスカー候補入りを果たした。最初の前哨戦であるナショナル・ボード・オブ・レビューを制したのはジョージ・クルーニーとモーガン・フリーマン。その後の批評家賞ではジェレミー・レナー、コリン・ファースも負けじと活躍し、戦況は混沌。そんな中、ついに真打ちジェフ・ブリッジスが登場し、ほどなくしてブリッジスを中心に賞レースが展開していくことになる。
終わってみれば、組合賞、ゴールデングローブ賞、ブロードキャスト批評家賞の重要3賞をブリッジスが総なめする完勝。長年のキャリアに対するリスペクトも加わって、ブリッジス落選の可能性は限りなくゼロに近づいた。演じる役柄もブリッジスのイメージにぴたりとハマり、昨年「レスラー」で賞レースを沸かせたミッキー・ロークを連想する向きも多いようだ。焦点はすでにブリッジスがどんなスピーチをするかに移っており、落選の可能性を探る行為には意味がない。スタンディング・オベーション間違いなしのオスカーナイト一番の盛り上がりとなるであろう瞬間を楽しみに待つことにしよう。
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◎ ジェフ・ブリッジス(Crazy Heart)
オスカー実績
ノミネート4回・受賞0回
2000年 ザ・コンテンダー(助演男優賞候補)
1984年 スターマン/愛・宇宙はるかに(主演男優賞候補)
1974年 サンダーボルト(助演男優賞候補)
1971年 ラスト・ショー(助演男優賞候補)
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ジョージ・クルーニー(マイレージ、マイライフ)
オスカー実績
ノミネート2回・受賞1回
2007年 フィクサー(主演男優賞候補)
2005年 シリアナ(助演男優賞受賞)
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コリン・ファース(A Single Man)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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ジェレミー・レナー(ハート・ロッカー)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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モーガン・フリーマン(インビクタス 負けざる者たち)
オスカー実績
ノミネート4回・受賞1回
2004年 ミリオンダラー・ベイビー(助演男優賞受賞)
1994年 ショーシャンクの空に(主演男優賞候補)
1989年 ドライビング Miss デイジー(主演男優賞候補)
1987年 NYストリート・スマート(助演男優賞候補)
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[受賞最終予想] 主演女優賞
今年の演技部門はそれぞれに大本命がいて予想という点では面白みがないが、唯一紛れがあるとすればこの部門だ。
まず前哨戦でスタートダッシュを見せたのは、前評判の高かったキャリー・マリガン。だが、そのリードはすぐに大御所メリル・ストリープによって逆転される。中盤戦の批評家賞はほぼ全てストリープがかっさらうという圧勝劇。ついに「ソフィーの選択」以来27年ぶりのオスカー像受賞が見えてきたかと思われた。しかし、終盤戦に入ってまさかの伏兵が現れる。それまで全く名前が挙がっていなかったサンドラ・ブロックがゴールデングローブ賞でストリープとタイ受賞を果たし、いきなり強力なライバルとして頭角を現したのだ。その後は完全に勢いが逆転、ブロックは組合賞でついにストリープを下して単独受賞を果たし、堂々のフロントランナーに躍り出た。
ただ、ブロックには不安材料も多い。まず根本的に、今回のノミネートは演技自体よりも、ブロックの業界への貢献度に対する評価という意味合いが強い。純粋に演技だけを判断基準とした場合、評価を下げられる可能性がある。また、ブロックはオスカーナイト前日に発表されるラジー賞で主演女優賞を受賞。ラジー賞女優にオスカー像を授与...ではアカデミーとしても格好がつかない。
ではブロックを逆転するのは誰なのか?普通に考えればストリープだろうが、ここは少しひねってキャリー・マリガンを推してみたい。この部門は近年富に若手美人女優を評価する傾向にあり、一昨年も前哨戦をリードしたジュリー・クリスティを、フランスの美人女優マリオン・コティヤールが逆転している。将来性豊かな24歳のイギリス人女優には、アカデミーの寵愛を受ける資格がある。
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◎ キャリー・マリガン(17歳の肖像)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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メリル・ストリープ(ジュリー&ジュリア)
オスカー実績
ノミネート15回・受賞2回
2008年 ダウト ~あるカトリック学校で~(主演女優賞候補)
2006年 プラダを着た悪魔(主演女優賞候補)
2002年 アダプテーション(助演女優賞候補)
1999年 ミュージック・オブ・ハート(主演女優賞候補)
1998年 母の眠り(主演女優賞候補)
1995年 マディソン郡の橋(主演女優賞候補)
1990年 ハリウッドにくちづけ(主演女優賞候補)
1988年 A CRY IN THE DARK(主演女優賞候補)
1987年 黄昏に燃えて(主演女優賞候補)
1985年 愛と哀しみの果て(主演女優賞候補)
1983年 シルクウッド(主演女優賞候補)
1982年 ソフィーの選択(主演女優賞候補)
1981年 フランス軍中尉の女(主演女優賞候補)
1979年 クレイマー、クレイマー(助演女優賞候補)
1978年 ディア・ハンター(助演女優賞候補)
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ガボーレイ・シディベ(プレシャス)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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○ サンドラ・ブロック(しあわせの隠れ場所)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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ヘレン・ミレン(The Last Station)
オスカー実績
ノミネート3回・受賞1回
2006年 クィーン(主演女優賞受賞)
2001年 ゴスフォード・パーク(助演女優賞候補)
1994年 英国万歳!(助演女優賞候補)
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[受賞最終予想] 助演男優賞
昨年春のカンヌ国際映画祭でタランティーノが有言実行の「イングロリアス・バスターズ」出品を果たす。現地ではその破天荒な内容に賛否両論だったが、作品のキーパーソンとも言えるナチの将校役を演じたクリストフ・ヴァルツに対する評価は一様に高かった。結果、ヴァルツは最優秀男優賞を受賞し、カンヌの話題をさらったのだ。
それから数ヶ月後、全米公開を迎えた「イングロリアス・バスターズ」は、批評家からも映画ファンからも熱狂的な支持をもって迎えられることになる。ヴァイルツに対する賛辞もカンヌ以上の熱烈ぶり。オスカー候補当確という評価はいつしかオスカー受賞確実という評価に変わっていた。
実際、前哨戦ではほぼ全ての賞を総ナメにし、他候補者に全く付け入る隙を与えない完勝。オスカーナイトで、この無名の外国人男優が一夜にしてスターダムを駆け上がるシーンはすでに確定している。
紛れがあるとすれば、逆転の可能性を残すのは大ベテラン、クリストファー・プラマーか。もともとこの部門は老優に優しく、御年82歳で初ノミネートを果たしたプラマーが票を集める可能性はある。どこの馬の骨ともわからぬポッと出の外国人より、長年ハリウッドに貢献してきたミスター・バイプレイヤーに一票...という心情が働いたとしても不思議はない。
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◎ クリストフ・ヴァルツ(イングロリアス・バスターズ)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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ウディ・ハレルソン(The Messenger)
オスカー実績
ノミネート1回・受賞0回
1996年 ラリー・フリント(主演男優賞候補)
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スタンリー・トゥッチ(ラブリーボーン)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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○ クリストファー・プラマー(The Last Station)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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マット・デイモン(インビクタス 負けざる者たち)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
1997年 グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(主演男優賞候補)
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[受賞最終予想] 助演女優賞
2回ノミネート、1度受賞のペネロペ・クルス以外は初ノミネートとなるフレッシュな面々。中でも24歳のアンナ・ケンドリックは女優としてのキャリアをスタートさせたばかりで瑞々しい魅力あふれる新人だ。この部門はもともと将来性豊かな若い女優に甘く、過去にはマリサ・トメイやアンナ・パキン、ジェニファー・ハドソンといった新人女優たちが期待値込みで受賞を果たしてきた。ケンドリックにも当然将来性を買っての得票が期待できるが、ただ今年は残念ながら相手が悪かった。
前哨戦でほぼ全ての賞を受賞したモニークに死角はない。重要3賞(組合賞、ゴールデングローブ賞、ブロードキャスト批評家賞)総なめはもちろん、各地の批評家賞、インディペンデント・スピリット賞、英国アカデミー賞も受賞。これでモニークがオスカー受賞を逃そうものなら、黒人層の暴動を招きかねない状況だ。モニークは99年に放送が開始されたTVドラマ「The Parkers」でブレークし、バラエティ番組の司会者としても活躍するなどマルチな才能を発揮。今回「プレシャス」で確かな演技力も証明し、キャリアはまさに最高潮に達している。授賞式ではユニークなスピーチが期待できそうで、強烈なモニーク節炸裂で会場を沸かせてくれそうだ。
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ペネロペ・クルス(NINE)
オスカー実績
ノミネート2回・受賞1回
2008年 それでも恋するバルセロナ(助演女優賞受賞)
2006年 ボルベール <帰郷>(主演女優賞候補)
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ヴェラ・ファーミガ(マイレージ、マイライフ)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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マギー・ギレンホール(Crazy Heart)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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◎ モニーク(プレシャス)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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アンナ・ケンドリック(マイレージ、マイライフ)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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[受賞最終予想] 脚本賞
脚色賞部門とは対照的に、5作品中3作品の候補者がノミネート経験者。うち3人はすでにオスカー像を手にしているツワモノたちで、実力者たちが実力通りに評価された結果となっている。
受賞を争うのは「ハート・ロッカー」マーク・ボールと「イングロリアス・バスターズ」クエンティン・タランティーノ。自らの戦場経験をもとに、戦地の過酷な状況を可能な限りリアルに再現した「ハート・ロッカー」と、戦争の事実を確信犯的に"改竄"して遊んでみせた「イングロリアス~」の対決という構図が象徴的で面白い。どちらが選ばれるかによって、アカデミーの現在の体質がある程度見えてきそうだ。
両者の前哨戦実績はほぼ互角。受賞数なら「イングロリアス~」が勝るが、肝心の組合賞は「ハート・ロッカー」が制している。ただし、組合賞は「イングロリアス~」の候補資格がなく、ノミネートもされていないので参考にはならないかもしれない。もうひとつの重要賞であるブロードキャスト批評家協会賞は「イングロリアス~」が受賞しており、総合的にはタランティーノ優位との判断が出来る。脚本・脚色賞を受賞した作品が作品賞も受賞する確率は高く、勝者がそのまま混戦模様の作品賞部門をも制する流れになるかもしれない。となれば作品賞の勝者は......!?
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○ マーク・ボール(ハート・ロッカー)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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◎ クエンティン・タランティーノ(イングロリアス・バスターズ)
オスカー実績
ノミネート1回・受賞1回
1995年 パルプ・フィクション(ロジャー・エイヴァリーと連名で受賞)
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ジョエル&イーサン・コーエン(A Serious Man)
オスカー実績
ノミネート3回・受賞2回
1997年 ファーゴ(受賞)
2001年 オー・ブラザー!(候補)
2008年 ノー・カントリー(受賞)
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ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン、トマス・マッカーシー(カールじいさんの空飛ぶ家)
オスカー実績
ピート・ドクター
ノミネート2回・受賞0回
1996年 トイ・ストーリー(候補)
2009年 WALL・E(候補)
ボブ・ピーターソン
ノミネート1回・受賞0回
2004年 ファインディング・ニモ(候補)
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オーレン・ムーヴァーマン、アレッサンドロ・キャモン(The Messenger)
オスカー実績
ノミネート0回・受賞0回
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